シルヴィ・ギエム ファイナル

昨年、100年に一度のバレリーナと言われるシルヴィ・ギエムが

「2015年末でダンス界から引退する」

との、ファンにとっては衝撃のニュースが流れてから約一年。



ついにこの日が来てしまった。


世界中で公演をして、ファイナルツアーの最終地点に選ばれたのは日本。
ギエムが初めて飛行機に乗り、外国で踊ったのが日本。
「愛するボレロを最後に踊る場所は、日本以外にあり得ない」とギエムの言葉がどこかに書かれていた。

ファイナルツアーは、

『ファイナル』
『ライフ・イン・プログレス』

の2プログラム。

幸運にも両方のチケットを手に入れられた私は、この方と一緒に


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まずは、
『ファイナル』へ


『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』
振付:ウィリアムス・フォーサイス
出演:東京バレエ団

『TWO』
振付:ラッセル・マリファント
出演:シルヴィ・ギエム

『ドリーム・タイム』
振付:イリ・キリヤン
出演:東京バレエ団

『ボレロ』
振付:モーリス・ベジャール
出演:シルヴィ・ギエム 東京バレエ団


フォーサイスの「インザミドル」は、東京バレエ団初演
美しいグリーンの衣装で踊るコンテンポラリー。
かなり好みな演目。


「ドリーム・タイム」は、優雅に美しく舞うコンテンポラリー。
衣装もセットも流れるような、まるで夢の中にいるように思えてくる演目。



「TWO」、半径1mほどの中から移動せずに踊る、そこだけスポットが当てられ
ギエムの腕が華麗に舞う演目。
初めて観たのは、何年前だっただろうか?
その時に憶えた衝撃と感動が再び蘇る。
ギエムの中でも特に好きな演目だ。


ギエムの「ボレロ」を観るのは、4,5回目だろうか?
大好きな演目、だけれど、もう最後だなんて、考えたくもなかった。
音楽のボリュームが上がるにつれ、高鳴っていく気持ち。
なのに、最後だと思うと、切なくなる。

カーテンコールは、ほとんどの観客がスタンディングオベーション!
お花を渡している人もいたなぁ。
最後だものね。



翌週は、

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『ライフ・イン・プログレス』

これで本当に、私の最後のギエム公演。


『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』
振付:ウィリアムス・フォーサイス
出演:東京バレエ団

『ドリーム・タイム』
振付:イリ・キリヤン
出演:東京バレエ団

『テクネ』
振付:アクラム・カーン
出演:シルヴィ・ギエム プラサップ・ラーマチャンドラ グレイス・サヴェージ アリーズ・スルイター

『デュオ2015』
振付:ウィリアムス・フォーサイス
出演:ブリーゲル・ジョカ ライリー・ワッツ

『ヒア・アンド・アフター』
振付:ラッセル・マリファント
出演:シルヴィ・ギエム エムヌエラ・モンタナーリ

『バイ』
振付:マッツ・エック
出演:シルヴィ・ギエム



ファイナルツアーで新作(テクネ・ヒア&アフター)とは、進化する人ギエムにピッタリな気がした。

アクラム・カーンは、私の好きなイギリスの振付家。
彼の踊りを見て、インド舞踊に興味を持ったほど。

だから、この演目「テクネ」がとても楽しみにだった。
一本の木の周りを一人踊るギエム。
時折、動物のようは動きもあり、何か生命を思わせる。
コンテンポラリーは、目に見てその踊りが何か?と分かるようなものでは無い気がするけれど、
どこか、心を引き込まれる、心に訴えかけるものがあると思う。
この踊りも同じく、心を引き込まれて、ステージから一瞬たりとも目を離せなかったなぁ。
ミュージシャンもとっても良かった!


「デュオ」は、中盤まで音なしで踊り、時折コミカルな動きが。
ギエムが途中、ちょっと出演・・と言うより通り過ぎて行った(笑)
面白い演目だった。


「ヒア・アンド・アフター」、幕が開けたとき、鏡を使っているのか?と思うほど、
二人の息がピッタリに感じられたのは私だけだったのだろうか?
ギエム自身初となる女性同士のデュエットだそう。
繊細だけれど、時に力強く感じた踊り。 

エムヌエラ・モンタナーリは、ミラノスカラ座のソリスト。
今回、彼女を初めて知ったのだけど、何度もマッシモ・ムッルやギエムと共演してたのですね。


「Bye」は、以前も日本で踊っているけれど、観るのは今回初めて。
モニターに写る、ギエムの目のアップから始まり、
そこから出て、舞台で舞う。
時折、物悲しさを感じ、でも、先に向かっていく明るさも感じ。
最後は色んな人たちが交差するモニターの中へ戻っていく。

ラストに相応しい演目だと思った。


長い間続いたスタンディングオベーションのカーテンコール。
あぁ、終わって欲しくないよ。


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会場内にあった、大きなパネル。

友人が到着する前に、コレを見て一人泣きそうになっていた私。

私がギエムの公演に行き始めたのは、10年ほど前なので、そんな昔でもないけれど、
感慨深いものがあり・・・
まさかダンス界から引退だなんて想像もしていなかった日が来てしまい、
いまだ、信じられらない気持ちでいっぱい。

けれども、心に残る言葉では言い表せない素晴らしい時間をありがとう!!
できれば本人に伝えたかった^^



デマチも何度かしてサインをもらった事があったけれど、
「マドモワゼル・ノン」と呼ばれたギエムも、ファンには笑顔でとても気さくだったなぁ。





12月31日にオーチャードホールで開催される東急ジベルスターコンサートでギエムがボレロを踊るのだけれど、それがTVで放映されるらしい。
あー、、見られるかな・・・・・。
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by a-monly | 2015-12-29 17:13 | だんす | Comments(0)